長浜保護区 長浜地区会(旧長浜市)hikone
1.地区紹介
滋賀県の東北部に位置する長浜保護区は4つの地区会で構成されており、その中の長浜地区会は旧の長浜市域を担当しています。地区内の人口は約61,000人で、27名の保護司が所属しています。地区は豊臣秀吉が長浜城の城下町として整備したという歴史があり、以後、湖北地方の中心地として発展してきました。
また、大通寺(長浜御坊)の門前町、北国街道や琵琶湖水運の要衝として栄えた側面もあり、戦国時代の史跡や文化財も数多く点在しています。中でもユネスコ無形文化遺産登録を受け、4月に開催される「長浜曳山まつり」は日本三大山車祭りのひとつに数えられ、見ものは7mの山鉾が街中を練り歩く姿と、山鉾の上で行われる子ども歌舞伎で、全国的にもその名が知られて地域の誇りとなっています。併せて、現存する駅舎としては日本最古の「旧長浜駅舎」も有名です。
2.事業概要
長浜地区会は、総務、調査研修、地域活動、協力組織の4つの専門部会を編成し、全会員がいずれかの部会に所属し活動しています。保護区(4地区会)が主催する地域別定例研修会の他、自主研修会としての施設研修や参考となる映画を全員で視聴して意見交換などを行うとともに、地区内で開催される福寿大学、人権学習などにも積極的に参加し自己啓発を行っています。また、更生保護女性会が主管する一般ケース研究会や学区別に開催されるミニケース研究会には講師・助言者として進んで協力をしています。
7月の「社会を明るくする運動」では、総理大臣メッセージを市長へ伝達した後、中学校の生徒の参加を得て、JR長浜駅前や量販店で一斉街頭啓発を実施しています。さらに、県立北星高校の生徒も加わってJR長浜駅まで啓発パレードを行い、のぼり旗やポスターによる啓発の他、小中学生による作文コンテストへの募集依頼などを行っています。
中学校とは生徒や教職員との研修会を開催し、保護司活動への理解や学校の抱える問題について意見交換を行っています。
また、市社会福祉課をはじめ、関係各課、教育委員会などとの連携を密にし、共同募金活動、青少年センターへの支援や協力等を実施しています。その他、犯罪の予防、再犯防止など施策の広報と保護司会活動への理解をより広めるため活動を推進しています。
どの地区会も同様であると思いますが、残念なことに、令和2年度は新型コロナウィルス感染予防の観点から、活動の多くを縮小や自粛となったところですので、早い収束を祈りながら、本来の事業ができることを願っています。