東近江保護区 東近江地区会(東近江市・愛荘町)higashiomi
1.地区紹介
県の東部に位置する当地区会は、高齢化社会が進む東近江市と愛荘町を担当しており、人口135,000人で地区内の保護司は54名となっています。
地形的には東西に長く、彦根市他6市町と接し、東は三重県との県境になっています。また、総面積は約387平方キロメートルあり、県内で5番目に大きな市となっています。
地区内に影響を及ぼしているものに「三方良し」があり、「自分良し・相手良し・社会良し」を教育の基本にすえた伝統は現在も承継されています。有名なのとしては、江戸後期が由緒とされている「びんてまり」や、勝利と幸福を授ける神様として知られる「太郎坊宮」があり、自然環境に恵まれた大地は農業や地域の産業を発展させています。
2.事業概要
保護区には、総務、研修、地域活動、協力組織、広報の5部会を設けて、円滑な活動を推進する他、理事会を開催して、総会議案等の重要事項の協議を行っております。年間通じての研修会は6回あり、定例研修会と自主研修会、県内外の矯正施設等の視察がありますが、令和2年度はコロナ禍の影響で視察研修はできませんでした。
7月の社会を明るくする運動では、例年小中学校に分かれての訪問や、校門前でのあいさつ運動を行い、更生保護女性会員とともに、啓発資材などを配布しています。また、公共施設や銀行などの窓口には、牛乳バックを利用した募金箱を配置して、集まったお金を滋賀好善会に贈る活動をしています。
次に「社明」期間中に行う作文コンテストですが、市内の小中学生を対象に募集し、応募作品数は300点以上に及び、そのうち優秀作品10点を選抜して県推進委員会に推薦しています。
広報誌は9月と3月の年2回の発行で、部分的ではありますがカラーで8ページのものを50,000部印刷し、市内の中学校や会館等の公共施設にも配布するとともに、市町民に回覧して保護司の仕事をお知らせしているところです。
市内小中学校との連携ということでは、学校訪問を年2回、さらには各小中学校長との懇談会を、夏休み前に7地区に分かれて行っています。また、年度によっては、高校の生徒指導主任との懇談会の開催や中学校における挨拶運動にも参加しています。
更生保護サポートセンターは、平成27年に湖東のコミュニティセンター内に開設でき、年末年始を除き毎日開いており、2名の保護司が交替で駐在しています。
結びに、現在コロナ禍ではありますが、早い収束を願いながら、地区会のさらなる充実のため、各部会の見直しと活動を実施していきます。